ジョアン・セーザル・モンテイロ対談企画「この武器=イメージでぼくは何をするのか?」




ジョアン・セーザル・モンテイロ対談企画
「この武器=イメージでぼくは何をするのか?」



今年9月にポルトガル映画祭2010でも『黄色い家の記憶』『ラスト・ダイビング』『神の結婚』が上映され話題となった映画作家ジョアン・セーザル・モンテイロ吸血鬼ノスフェラトゥを思わせる強烈な風貌が記憶に残ったに違いない。未だ日本でその意義が充分に知られているとはいえないポルトガル映画作家について、いま見ることの重要性を映画批評家赤坂太輔、葛生賢が語る。




日時 11月27日 19:00〜
※ 17:00〜 参考上映  16:30 開場
会場 法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎5階 527教室
こちらの地図の?の校舎になります。http://www.hosei.ac.jp/hosei/campus/annai/ichigaya/campusmap.html 入り口のセブンイレブンが目印です。
席数:40
料金:500円
※ 席数の都合から事前の予約を受け付けております。?御名前 ?人数 をご記入の上、件名「予約/ジョアン・セーザル・モンテイロ対談企画」としてduv_davu@hotmail.co.jp までお申し込みください。定員となり次第締め切らせていただきます。
→ ご好評につき、残り5席となっております。ご希望のかたはお早めにお申し込みください。

誠に申し訳ありませんが予約は定員に達したため締め切らせていただきました。当日席を若干数御用意いたしますが、立ち見の可能性もございます。予めご了承ください



ジョアン・セーザル・モンテイロ(1939〜2003)
1939年2月2日ポルトガルのフィゲレイダフォス生まれ。15歳のときにリスボンへ移住。宗教教育から離れて育ち、生涯自らを無神論者と述べることになる。早くに父親を亡くし、母親と貧しい生活を送る。やがて日刊紙「レプブリカ」で働く。1963年奨学金を得て渡英し、ロンドン・フィルム・スクールで映画製作を学ぶ。1965年帰国し、『死者の靴を待つ者は裸足で死ぬ』に着手。資金繰りに難儀しながらも71年に完成させる。その間、映画批評氏で健筆をふるう。その後、革命を題材にした『この剣でぼくは何をするのか?』など、ユーモアと挑発に充ちた実験映画を連作する。86年にラウラ・モランテ主演の美しいメロドラマ『海の花』(86)がサルソ・マッジョーレ映画祭で上映され、審査員特別賞を受賞。1989年には「ジョアン・ド・デウス」シリーズの第一作となる『黄色い家の記憶』を完成させ、ヴェネツィア国際映画祭の銀獅子賞を獲得。1992年にはポルトガルのテレビ局のために『ラスト・ダイビング』を監督し、再びヴェネツィア映画祭でイタリア批評家賞を獲得。ジョアン・ド・デウス・シリーズの続編で、アイスクリーム・パーラーを舞台にした『神の喜劇』(95)、ジョン・ウェインが北極で腰をくねらせるという妄想が延々と綴られる怪作『J.W.の腰つき』(97)、デウスシリーズ完結編『神の結婚』(99)、全編の大部分が黒画面で占められる『白雪姫』(00)を作る。多産な時期を過ごしていたが、2003年2月3日にリスボンで惜しまれつつ癌により死去。『行ったり来たり』(03)が遺作となった。
(「ポルトガル映画祭2010 マノエル・ド・オリヴェイラポルトガル映画の巨匠たち」パンフレット掲載、映画研究者三浦哲哉氏による上映作品解説から転載)




ゲストプロフィール


赤坂太輔
http://www.ncncine.com/
1997年、99年にアテネ・フランセ文化センターで「ポルトガル映画講座」プロデュースする。ペドロ・コスタジョアン=セザール・モンテイロらを紹介。現代映画によるメディア批判を基本姿勢とするシネクラブ「New Century New Cinema」主宰。
http://www.ncncine.com/2005.html (『白雪姫』について)
http://www.ncncine.com/2005retro.html (遺作『行ったり来たり』について)



葛生賢
http://d.hatena.ne.jp/hj3s-kzu/
映画批評家として『コロッサル・ユース』(ペドロ・コスタ)「ジャック・ロジェのヴァカンス」のパンフレット、批評WEBサイト「flowerwild」(http://www.flowerwild.net/) などに寄稿する一方で、『AA』(青山真治)などの作品にスタッフとして関わる。またインディペンデント映画作家として『吉野葛』(03)、『火の娘たち』(06)などの監督作品がある。
http://d.hatena.ne.jp/hj3s-kzu/20050327 (モンテイロ初期作品に関して)
http://d.hatena.ne.jp/hj3s-kzu/20050212 (『海の花』について)
http://d.hatena.ne.jp/hj3s-kzu/20050128 (遺作『行ったり来たり』)
http://d.hatena.ne.jp/hj3s-kzu/20041219 (『シルヴェストレ』について)
http://d.hatena.ne.jp/hj3s-kzu/20040610 (『細道』について)




また下記の日程でモンテイロ監督長編6作品の上映をおこないます。


12月3日(金) 18:30〜 (170分)


12月11日(土)
13:00〜 (143分)
15:45〜 (148分)
17:30
18:30〜  (120分)


12月12日(日)
11:30〜 (75分)※ 追加上映
13:00〜 (120分)
15:30〜 (75分)


会場 法政大学市ヶ谷キャンパス富士見校舎ステラビアホール
http://www.hosei.ac.jp/hosei/campus/annai/ichigaya/campusmap.html ?の校舎になります。
入場料金:無料
※ 全作品DVD上映 英語字幕つき