前号のはなし

現在販売終了いたしましたが、前号の内容を紹介いたします。
増刷の予定は、懐に余裕ができたら……、という感じです。情けない話で恐縮ですが。

(前号表紙)


【「おもしろさ」は価値観を超える 高橋洋インタビュー】
08年2月PLANET+1にて新作『狂気の海』が公開された映画監督・脚本家の高橋洋へのインタビュー。『狂気の海』の製作に関するエピソードから、『一万年、後....。』の沖島勲、『ヒミコさん』の藤原章、『御巣鷹山』の渡辺文樹ら映画監督への考察、さらには『涼宮ハルヒの憂鬱』にまで言及(?)し、同調圧力や業界内成立に収まらない表現のありかたを語る。

【自由にやっているつもりが一番恐ろしい 諏訪敦彦インタビュー】
定まったシナリオをつくらず、俳優との対話によって演出していく映画監督、諏訪敦彦山本政志、松井良彦らによる80年代インディペンデント映画の助監督を経て、『2/DUO』から『不完全なふたり』に至る映画監督としての日々と、そこでの映画観の変遷を追っていく。

【「現代映像研究会」とは瞬発力の連続だ 井土紀州×松島政一】
『ラザロ』の圧倒的なボリュームを誇るパンフレット、『また、どこかで』『あさってのこと』といった冊子の数々、そして「現代映像研究会」としての上映活動……。「現代映像研究会代表 松島政一」とは何者か? 10年の付き合いになる映画監督井土紀州との対談により、その活動の軌跡を探る。〈現代映像研究会出版目録〉を併録。

【いま「自主映画」が補うものとは:井上紀州×松江哲明
『ラザロ』『童貞。をプロデュース』など……。2007年度続けざまに公開されたインディペンデント映画は、いまどのような活動を試みているのか? 特に話題に上ったといえる2作品の監督、井土紀州松江哲明より、2章にわたり現在のインディペンデント映画のあり方を聞く。

A4
頁数:114
値段:1000円